髪授髪祠大祭

はつじゅしんし

石清尾八幡宮境内蜂穴神社横に祀られた、日本国中に御座します八百万の神々の中でも特に理容業と縁の深い、私たちの髪を授けられお守りくださる『飽昨能宇斯神(アキグヒノウシノカミ)』と理容の業祖である『北小路采女亮藤原政之(キタコウジウネメノスケフジワラマサユキ)』二柱の祠周辺を清掃し、業界の隆盛を祈願するお祭りです。
香川県理容組合では、次の様な考え方で神事を行っております

 

1.毛髪の育成により理容業として成り立つことへの感謝。
2. 一年間なりわいとして生活が出来たこと。
3. 胎毛をお供えすることで、その人が一生美髪で過せるようにという祈願。
4.胎毛を祝筆として作るお手伝いをすること。
5.切り取った毛髪の供養

髪授神祠「理容遺産」に認定

 

高松市の石清尾八幡宮境内にある「髪授神祠」が全国理容組合連合会の制定する「理容遺産」に認定され、令和2年11月23日の例大祭に併せ、認定証が授与されました。

 「理容遺産」は次世代に残すべき理容に関する歴史的建造物などを対象とし、髪授神祠は由緒ある二神が祀られていることと、毎年香川県理容組合が毎年例大祭を執り行われている点が評価され、今回の認定となりました。
髪授神祠は1956年に石清尾八幡宮境内の北西の静寂に包まれた神聖な場所に建立され、髪の毛の神様「飽昨之宇斯能神(あきぐひのうしのかみ)」と理容業の祖「北小路采女亮藤原政之(きたこうじうねめのすけふじわらまさゆき)」の二神が祀られた全国でも珍しい祠です。乳児の発毛をお供えすると、その子は一生美髪に恵まれると伝えられるほか、薄毛や白髪の防止にも御利益があると言われています。
最近では石清尾山登山道として行き交う人も多く、パワースポットとしても人気があるコースです。石清尾八幡宮には髪授神祠の御守りや御朱印などもございます。ぜひ皆様もお参りください。

 
 

令和四年髪授神祠大祭

 令和四年十一月二十八日(月)に高松市宮脇町の石清尾八幡宮で髪授神祠大祭が執り行われました。
昨年までは準備を高松支部の有志の方のご好意でして頂いていましたが、本年度より理事、支部長で準備することになりました。朝早めに集合して行いましたが初めての事もあり戸惑いながらの作業で大変でした。今更ながら高松支部の皆様のご厚意をしみじみ感じました。
こうして無事準備が整い午前十一時より小松芳浩専務理事の司会で大祭が始まりました。
まず石清尾八幡宮宮司による祝詞奏上がありました。その後北地一行奉賛会会長や平井卓也衆議院議員を始めとする来賓の方々と、県組合役員が続いて玉串奉納を行いました。そして最後に石清尾八幡宮司考案の
「北小路采女亮藤原政之公」の御朱印が配られ無事終了しました。
 このようなコロナ禍で大祭を中止する事なく感染予防を徹底し祭事を滞りなく終えることが出来たことを嬉しく思います。